嘉義の「東市場」の建物は
補強や変更が必要になった時に、
その時代に使われている身近な素材や技術を使って
変化が加えられていった場所なのだという。
今ここに存在している市場の建物や風習や役割は、
その全てが積み重なった、コラージュのようなものなのだと
嘉義を研究している先生から教わった。
世界のどこにいても、もしかしたら人は
似たようなことを考えるのかもしれないけれど、
台湾という場所や嘉義という土地に来てから、
「現在」とは、いろんなもののコラージュで
出来ているのだと感じことがとても多い。
そこに住んでいる一人一人の人生や、
その時々に受け継いで来た文化や言葉や、
夜市を構成する一つ一つの店や、
昔のお風呂場に使われていた懐かしい模様のタイルや、
時間の流れを作り出す毎日の積み重ねが、
それぞれの要素として町を作る。
そして、その町が物事や人の繋がりを作り、
「現在」を生み出しているのだとしたら、
台湾とコラージュという考え方がとてもしっくりきて、
この町の今を切り取った写真に写り込むものを
早く現像して見てみたいと思った。
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