しばらく滞在して共通の思い出を作り、
時がきたらまた別の所に移動して行くのを見送るのが
ホステルを経営するということだとオーナーが言う。
まだ嘉義に来て4日しか経っていないのに、
ここでは皆がありのままの自分でいることが当然だよと
暖かく迎え入れてくれる雰囲気がある。
昨日出会ったばかりの人が
ずっと昔からの知り合いなんじゃないかと思うような、
そんな自然な空気感で相手を信じられるのは
この町に存在する不思議な力なのかもしれないと思う。
今まで、誰かを信頼するというのは、
自分の身を相手に預けて
どこか遠い所に飛び込むようなものかと思っていた。
でも、本当はそんなことではなくて、
それぞれの人が生きて来た道が交差する場所で、
お互いの大事にしているものを尊重しあって、
おいしいものを食べたり涙が出る程笑ったりして思い出を作り、
また地球のどこかで会おうね、って言いながら別れる中で、
自然と生まれて来るものなのだろうと感じる。
長い時間の経過の中で、嘉義という町も
生まれて来る人を迎え、成長を見守り、
そして去って行く時を見送って来たのだと思う。
その町が持つ記憶は私の今回の滞在制作の記憶と
どんな風に重なって行くのだろうと今日は特に感じた一日だった。
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